知っておきたい光沢剤と豆腐凝固剤
食品添加物のとして光沢剤と豆腐凝固剤についてお話してみましょう。
まず光沢剤ですが、名前の通り、食品の表面に光沢剤をつけることでつやが出て見た目も美しくなります。
でも光沢剤は、見た目を良くするだけではありません。
使う目的によってはさまざまな効果が出ます。
食品添加物として使用される光沢剤について説明しますね。
光沢剤は、大きく4つに分けられます。
まず、カルナウバロウなどの植物性、ミツロウというミツバチの巣から作られる動物性とマイクロリスタンなどの鉱物性のワックス類、シェラックなどの樹脂類です。
光沢剤の役割と働きですが、空気や湿気を遮断することによって食品の品質を保ってくれます。
また、生野菜の水分の蒸発を抑える働きや、柑橘類には防虫効果や、鮮度をそのままで保ってくれる効果があります。
動物性のミツロウをお話しますね。
主にコーヒー豆や果実、お菓子に使われています。
表示は一括名で光沢剤または、物質名でミツロウと表示される場合もあります。
ミツロウは、ミツバチの巣を加熱圧搾した後、ろ過、精製して製造したものです。
主成分であるパルミチン酸ミリシルというのは、ミツバチのお腹にあるロウ腺から分泌されたロウのことです。
ロウがさらに熱エタノールや油脂に溶けてつやのある被膜を形成していきます。
続いて豆腐凝固剤についてお話しますね。
表示は一括名で豆腐凝固剤または凝固剤、あるいは物質名で表示されることもあります。
豆腐を作る際、大豆から作った豆乳に豆腐凝固剤を入れて固めるための食品添加物です。
品質を安定させるためにも、必要な食品添加物です。
豆腐凝固剤の種類には、にがり成分でもある塩化マグネシウムや、塩化カルシウムなどの塩化物、すまし粉の成分でもある硫化カルシウムなどの硫酸塩、また、グルコノデルタラクトンなどのラクトン類のうち1種類以上含むものがあります。
豆腐の種類によって使い分けられます。
豆腐のおいしさと品質保持のための豆腐凝固剤にもいろいろな種類の成分が含まれています。
ただにがりが入っているだけの感じにしか思ってなかったのですが、食品添加物の豆腐凝固剤が欠かせない存在わかりますよね。
強化剤と決着剤の違い
食品添加物を一つ一つ成分を知っていくことで、何か買うたびに、成分表が気になり、何が入っているのか見るようになりました。
見慣れていくと、「なるほどこれがはいっていたのか。」と興味、関心を持ってしまいます。
たくさんの食品添加物がたいがいどれも書いていますが、食品添加物によって、必ず用途名を併記しなければならないもの、一括名表記可能なもの、その他食品添加物とわけられます。
まず、用途名を併記しなければならない食品添加物は、 甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防カビ剤です。
次に一括名表記が可能な食品添加物は、イーストフード、ガムペースト、かんすい、苦味料等、酵素、光沢剤、酸味料、チューンガム酸化剤、調味料、豆腐凝固剤、乳化剤、ph調整剤、膨張剤です。
最後にその他の食品添加物は、強化剤、結着剤、香辛料抽出物、殺菌料、酸・アルカリ剤、消胞剤、抽出溶剤、離型剤、ろ過助剤にわかれます。
その他の食品添加物に含まれる強化剤は、人間が健康のために欠かせない栄養素ビタミン、ミネラル、アミノ酸を一日に必要な量を摂取しようとしても、どうしても補えない時もあります。
補えない分、食品添加物が含まれている加工食品で補給するために強化剤が必要となります。
また、栄養強化の目的で食品添加物が使われた場合、表示は免除されるのです。
しかし、日本農林規格で、食品によっては栄養強化目的で使っても、表示を義務付ける場合もあります。
次に結着剤です。
結着剤は、ソーセージやハム、練り製品、麺類、漬物、水産缶詰に使われています。
また、使用目的としては、ソーセージやハム、麺類の組織を改良したり、冷凍のすり身が冷凍によってたんぱく質が変性するのを防ぐ働きや、解凍時の離液の防止だったり、水産缶詰でガラス上に塩分が析出するのを防止する働きのことです。
いかがですか?数多く食品添加物の名前がたくさん出てきましたが、あふれるほどの食品添加物ですよね。
無添加の食品を売りにしているお店も実際には多いです。
体に優しい食品添加物は?というと言いがたいですが、食品添加物の働きや成分を知ることで何が必要かそうでないかを、少しでも参考に知ることができればうれしく思います。
ただ、食品添加物は体に悪いイメージだけしか浮かんでこなかったのですが、食品のおいしさを守るためにも食品添加物の役割も重要なのだと気づかされました。
後は自分の健康づくりに合わせて、バランスよく調整してくださいね。